センター選択科目
受験生にとって、センターの選択科目は悩みようです。ざっと特徴と、メリット、デメリットを書いていきます。
★日本史・世界史・地理
日本史
覚える量が一番多いですが、やりこめば高得点が狙いやすいです。ですが、センターにおいて、一番平均点が低い傾向です。
世界史
覚える量は、日本史より少し少ないですが、それでも多い。でも、センターだけに関して言えば、日本史より簡単でしょう。
地理
歴史教科ではありませんので、覚える量は少ないです。しかし、ただ覚えれば解ける、という問題があまりない。センターにおいても、その傾向があるようです。
授業でやっている場合は、それで行きましょう。ゼロからのスタートならば、地理がいいでしょう。
ちなみに、A科目は対策が立てにくいので控えましょう。
★現社・政経・倫理
現社
一般に「浅く広く」と言われています。倫理、政経の浅めの知識を必要とするからでしょう。
受験生が点を取りやすい環境分野や、アンケートなど、少し揺れの大きい教科であるため、安定した点を取ろうという人は気をつけたほうがいいかもしれません。
政経
一般に「狭く深く」と言われています。政治、経済の深いところまで理解する必要があるからです。
時間はかかりますが、一度知識を定着させたら安定するでしょう。
倫理
倫理の授業をやっていないという学校は多いでしょうが、独学が最もしやすい教科ですので大丈夫です。少しばかり読解力を要しますので注意しましょう。
時間がないという人は、現社。
時間をかけれるという人は、政経。
現社、政経の授業を受けてない人、現社・政経が苦手だという人は、倫理。
このような分け方でよいでしょう。
また、歴史か公民かの選択ならば、公民でいったほうが負担が少なくて済みます。
★物理・化学・生物・地学
理系は物理・化学から選択(あるいは両方)。文系は生物・地学から選択するのが普通でしょう。
理系に関しては、大差はありませんので、得意なほうを選ぶことになります。
文系は、生物で行くのが基本です。
しかし、どうしても生物が苦手だったり、独学の場合は地学を選びましょう。
地学は覚える量が少なく、独学のしやすい教科です。
ただ、センター高得点は狙いにくいです。
ついでに、理科総合ABに関して。
センター本番では理科の受験は三回に分けられています(例えば1理科総合A・生物、2化学・理科総合B、3地学・物理)。
自分の本命以外時間の理科総合は、なるべく受けましょう。毎年それで、思わぬ高得点をはじき出す人がいます。
★数学の選択問題
ベクトル・数列・コンピュータ二つのうちから一つを選択することになります。
基本は、対策の立てやすい数列・ベクトルにしましょう。
どうしても苦手ならば、コンピュータ問題専用の参考書を買って独学することになります。
数学1・2は、対策が立てにくいのでお勧めできません。
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